US子育てtrivia #3//

それぞれの国や地域には、独自の風習や文化、常識みたいなものがあって、

マナー、エチケットへの考え方もいろいろ違いがある。

私は、子供を2カ国間の中で育てながら真のボーダレス、グローバルを手探りしていた。

 

以前から日本の友人、知人が、外側からインターナショナルスクールやアメリカンスクールに持つイメージは、実際とかなりのギャップがあった。

自由で奔放。勉強もしつけも放任主義。

もちろん、全て同じではないし、個々により幅広い違いもあるので、一概には言えないが、私の経験してきた実際の姿を少し話そうと思う。

 

華やかに見えるカジュアルで夢いっぱいの楽しい世界。”アメリカングラフィティ?”

でも、その根底には厳しい社会の縮図がある。

『自由』ほど大きな責任を背負うものはない、と思う。

『自由』の中で生きて行くには、まず、良い悪いを自分で判断し行動できる強さが要求されるのだから。

 

さて、その数多くの違いの中から、マナーについて。

よくテレビドラマや映画で、アメリカの教室内で、先生がデスクの上に腰掛けて授業をしている光景を見ると思う。あれは、実際にもよく見られるシーン。

授業を聞く生徒も、いろいろな格好で座っている。

「お行儀が悪い」と日本人は思うだろう。

アメリカンスクール、インターナショナルスクールの一般的な教室風景

アメリカンスクール、インターナショナルスクールの一般的な教室風景

一方、アメリカ人にとって、幼児期の「お行儀の悪い」ことは、

人と目を合わさずに話すこと。

”magic word(魔法のコトバ)” と言われて幼児期に教え込まれる言葉、

“Thank you” (ありがとう)

“Please”(お願いします)

を使用しないこと。


人から何かをしてもらった時には、必ず感謝の言葉を。そして人に頼み事をする時には、必ずお願いします、という言葉を使いなさい、と。これがおそらく最初に教わるマナーである。


アメリカの言語には尊敬語が無く、年齢による上下関係を示す表現もないが、人対人として敬いマナーをもって対する時、言葉の形ではなく心で態度で、想いを送るのが大前提である。


自分がドアを開けた後に後ろから人が来たら、ドアを押さえて待ってあげる。困っている人がいたら助ける。電車やバスでは優先席でなくても、席を譲る必要があれば自然に譲る。

そういったことが、基本的なマナーとして教えられる。

そして、大人が、社会が、子供にそのマナーをきちんと見せる。

後ろから来ている人の鼻先でドアを締めるなんて、海外ではNGです!

後ろから来ている人の鼻先でドアを締めるなんて、海外ではNGです!

社交界にデビューする時に備えて次の段階のマナーを学ぶのは、かなり後、彼らがレストランに行くことを許され、少し大人にさしかかった頃である。

 

そして、一番大切なこと。笑顔

息子が生まれて初めて日本に一時帰国した時、東京の街を歩き、電車に乗り、エレベーターに乗った。

街を行き交う人々を見て『どうしてみんな笑っていないの?』『怒っているの?』と私の手をぎゅっと握り、怖がっていたのを思い出す。

そういえば、アメリカでは、知らない人同士でも目が合えば笑顔を見せるなあ。。と気づかされた瞬間だった。

日本人は、欧米人に比べて、口角が下がっている、というデータがある。

 

美人が台無し! 笑顔、作れていますか?

うちのMarilynだって、笑ってます。

うちのMarilynだって、笑ってます。

日本とアメリカ、どちらの考え方、どちらのマナーが良いとか悪いとかではなく、

結局、本質を知っていることが一番。

思いやりの本質を知っていれば、必ずその人間性はどこの世界でも愛される。

 

RIKA