子供と " 交渉ゲーム " //

まだ、息子が小さかった頃、2歳、3歳頃から、ことごとく、多くの日本のご家庭のママ、パパ達から同じことを聞かれていた。

『どうしたら、****君のような子供になるの?』

 

別に自慢しているわけではない。

私は、彼を自分とは別の人格だときちんと認識しているので、このコトバを自分への賞賛とは思っていない。そして、彼が型にはまった優等生、というわけでもない。

 

ただ、何かにつけて、『どうして、****君は、こうなの?』『いいなあ~』と驚かれることが頻繁にあった。 別に。。特別なことしてない。。。ほんと。

 

その時の年齢によって、その意図している部分は違っていたのだけれど、

例えば、2~3歳の頃は、こんなシーンで、この質問攻めにあっていた。

 

子供が、何かを要求する。拒絶する。

『もっと、遊びたい~!帰りたくない~!』

『おもちゃが欲しい。嫌なの~っ!。。。』

 

子供は、いろいろな手段で訴える。

大声でダダをこねる。泣く。叫ぶ。

モノを放ったり、さらに地面に大の字になって手足をばたつかせる。

でも、この****君は、一度もこういった状況を作らなかった。

そんな大騒ぎをしている友達を横目で見て、平然としていて、違う行動、所作をとる。

 

彼は知っていた。

こんなことをしても、決していい結果にはならない、と。

 

さて、どうしたら、そんな考え方ができるようになるか。

答えは。。対等に交渉(ネゴシエイト)してみる、という方法がある。

   一息ついて交渉ゲーム

 一息ついて交渉ゲーム

その子供の個性に合わせて、10人いれば10通りのやりとりがあり、実際は細かい調整も必要なのだが、例を挙げてみる。

もっと遊びたい~、まだ帰りたくない~!といったケース

 

 ⇒ ママは、子供とネゴシエイトする。

   『あと、どのぐらい遊びたいの?』

   『1時間 』

   『1時間だと、お買い物行かれないから、15分ぐらいにしてくれない?』

   『15分じゃXXXXXが終わらない。30分。。』

   『そう。。。じゃあ30分待つから、そのかわり、帰ってからご飯の用意お手伝いしてくれる?/お買い物でお手伝いしてくれる?/お風呂一人で入ってくれる?/明日はすぐ帰ってくれる?』などなど etc…

 

つまり、こちらから交換条件を出し交渉をきちんとする。

 

もちろん、30分後、約束を守って笑顔で帰れるかどうか。。は賭けみたいなもので。。

別に最初は失敗してもいい。

目的は、泣きわめき注目を集める以外に、もっといい方法があるんだよ、と教えること。

でも、ここで、本当にきちんと交渉ごとが成立したら、思い切り褒めてあげる。

子供は、ルールの元で自分の意見が通り、提案が受け入れられ、泣いてわめくよりも楽しく遊べるのだ、と理解できる。感情をコントロールすることを学ぶ。

 

言い方や条件は本来の子供の個性に合わせて、楽しく、ゲーム感覚で行ってみる。

あくまでも『交渉』というコトバ遊びのような方法がいいので、

面倒だからと『はいはい』と、すぐおもちゃを買ってあげたり、モノで釣る、ということは厳禁!これをすると、泣きわめく=思い通りになる という構図ができてしまい、お互いもっと大変なことになる。

『早く!さっさと帰るのよ!忙しいんだからっ!ママの言う事聞いてっ!』なんて、上から命令しても強制してもダメ。 子供にだって、子供の理由や都合があるのだから、ね。

 

少し手間も時間もかかるかもしれない。でも、こんな交渉ゲームにすると、ママとしても、こんな時こそ、いつも “ここを直したいな” “ここを教えてあげたいな” と思うことを条件に選んで、子供が一歩成長する絶好のチャンスを作ることにもなる!

 

子供は、前を向いている。先を見ている。

何歳でも、『オトナになりたい』『オトナに見られたい』という気持ちを持っている。

対等に扱って欲しいと思っている。

小さい胸の中にプライドがある。

だから、彼らの気持ちを尊重しながら、お互い、折り合いをつける。

 

この方法を実行してみたママたち、『ラクになった~』と喜んでくれた。

よかった!

  私も交渉できれば、吠えないで済むかしら〜。。

私も交渉できれば、吠えないで済むかしら〜。。

RIKA